救急救命学科について
【特徴】
地域を支える人材としてニーズの高い、救急救命士の育成は現代社会の直近の課題です。救急救命士は自宅や福祉施設などの病院外で発生する傷病者を医療機関まで搬送する重要な架け橋としての役割を担います。 本学では救命と救助は不可分の関係と考えています。このため、救命・救助に必要な知識・技術を習得するために、国内でも数少ない特殊な実習棟を設置しました。この実習棟で高度資機材・特殊装備の実施訓練などの実践的な訓練活動を通し、災害や救命・救助活動の現場において即戦力として活躍できる人材を育成します。【カリキュラム】
[教養基礎科目] 人間を幅広く理解するための科目群
人間と社会■人間の理解─【科目】人間の尊厳と自立/対話と人間関係/コミュニケーション技術/心理学/人間と自然
■社会の理解─【科目】社会福祉と社会保障Ⅰ・Ⅱ/高齢者福祉論/認知症の理解/地域福祉論/地域福祉の理論と方法
■豊かな生活─【科目】法律学/経済学/生活環境論/情報処理/音楽と生活/生活と美術/健康とスポーツ/日本語表現法
スポーツトレーニングⅠ・Ⅱ
■外国語─【科目】英語Ⅰ・Ⅱ/フランス語/ドイツ語/韓国語
[専門基礎科目] 救急救命士としての基礎医学知識を修得するための科目群
基礎医学系■医学概論 | ■健康科学概論 | ■バイオエシックス | ■解剖学 |
■生理学 | ■微生物学 | ■法医学 | ■看護学概論 |
[専門科目] 救急救命士としての救急医学知識と技術を修得するための科目群
救急医学系■救急医学概論 | ■救急症候・病態生理学Ⅰ | ■疾病救急医学Ⅰ | ■救急救命シミュレーションⅢ |
■救急処置総論 | ■救急症候・病態生理学Ⅱ | ■疾病救急医学Ⅱ | ■救急救命シミュレーションⅣ |
■救急処置各論 | ■救急症候・病態生理学Ⅲ | ■疾病救急医学Ⅲ | ■臨床実習 |
■環境障害・急性中毒学 | ■臨床検査 | ■感染と防御 | ■救急用自動車同乗実習 |
■病態と治療Ⅰ | ■外傷学 | ■放射線医学 | |
■病態と治療Ⅱ | ■災害医療 | ■救急救命シミュレーションⅠ | |
■病態と治療Ⅲ | ■救急搬送論 | ■救急救命シミュレーションⅡ |
【学位について】
短期大学士(救急救命学)
【取得できる資格】
3年間の学生生活において取得可能な資格を紹介します。資格名 | 認定機関 等 | 備考 | |
卒業により得られる資格 |
救急救命士国家試験受験資格 | 厚生労働省 | 国家資格 |
規定の科目、講座の受講により取得できる資格 |
AHA-BLSヘルスケアプロバイダー (アメリカ心臓協会医療従事者向け一次救命処置) | アメリカ心臓協会 | 認定機関開催の講習会を受講し、実技試験・筆記試験に合格しなければならない。 |
普通救命講習Ⅰ・上級救命講習 | 各消防本部(局) | 1年次に開講する講習会を受講しなければならない | |
着衣泳指導員 | 一般社団法人水難学会 | 認定機関開催の講習会を受講し、実技試験・筆記試験に合格しなければならない。 | |
ICLSプロバイダー (突然の心停止に対する最初の10分間の対応と適切なチーム蘇生) | 一般社団法人日本救急医学会 | 認定機関開催の講習会を受講し、実技試験・筆記試験に合格しなければならない。 | |
JPTECプロバイダー (日本病院前外傷評価・治療) | 一般社団法人JPTEC協議会 一般社団法人日本救急医学会 |
認定機関開催の講習会を受講し、実技試験・筆記試験に合格しなければならない。 | |
MCLSプロバイダー (多数傷病者への標準医療対応) | 一般社団法人日本集団災害医学会 | 認定機関開催の講習会を受講し、実技試験・口頭試問に合格しなければならない。 |